AWARENESS  ANATOMY® 

カラダを骨組みから建て直す
世界唯一の心身覚醒メソッド

AWARENESS ANATOMY®

足裏から見える・分かる
AWARENESS ANATOMY®

 
     

 
特に、土踏まず(黒丸点線部)の形状が変化しているのがわかります。
これは、股関節の可動域が広がり、安定した証拠です。
この方は、頭部外傷による視神経のトラブルがあったのですが、
各関節の知覚神経を覚醒させ、カラダ側から安定性を作る事で、
バランスが取れてきたようです。

足裏から見るカラダ

 
     
STUDiO PiVOTで利用している足裏測定はFootLookです。
2011年より、2歳〜90歳までの足裏測定・診断・フィジカルサポートを行なっています。
実例はこちらへ
3歳〜6歳の経年変化を見るデータは、述べ3000例を超えました。
こどもの場合は、発育発達、成長期をみる指針として利用しています。
幼稚園では、カルテ配布を行い、保護者のみならず、担任と共有をしてお子さんたちのサポートを行なっています。
足裏には、たくさんの情報が有り、その人の歩き方がそのまま表れます。
歩き方は、関節の使い方で有り、その関節の使い方は、その人の「日常そのもの」が表れています。
 
脚はちゃんと床を蹴って歩けているのか?→ むくみ、だるさの原因
土踏まずの形は左右バランス良いか?  → 股関節・足首の可動域の左右差を見る、
                     脚の太さの違いや、片足だけ痛くなる時の判断
足の外側はしっかりくびれているか?  → 背面を使っているか?の判断、猫背や腰痛など

 
 足裏の見方ポイント

【理想的な足とは?】

土踏まずがある(Hラインをしっかり超えている)
② 外側のくびれ(カーブ)がある
③ 足裏の圧力に大きなばらつきがない
④ 足指が自然に伸びている
 
主に、上記4つを軸に足裏の状態を確認していきます。
①〜④の条件がうまく揃っている足裏を「理想的な足裏」と定義しています。
 

【圧力について】
 


 
青い箇所が浮いているところです。
白が一番強く圧力がかかっています。
赤い色一色で全体に圧がかかっていると、バランスが良いと言われています。

【土踏まず】 

土踏まずの形成は約3歳から、と言われていますが、
これは、ちょうど一人歩きが安定する年齢と一致して います。
この土踏まずの有無が、歩行を始めとする、 体重移動ができるようになっているかどうかを判断 する一つの目安となります。
つまり、土踏まずの有無により、体重移動がスムーズ であるかどうかを確認します。
6歳以降で土踏まずの形成が見れない場合とハイアー チ(土踏まずが高くなりすぎる)は、体重移動時に、体の各箇所に無駄な力を入れて入ることが考えられます。
器となる関節の状態に対し、運動量が多すぎる時にもハイアーチの傾向が見られます。
特に、成人の場合は、足首・股関節等関節の可動域が狭く、筋力依存で動作を行っている為に、体重分散が正常に行われず、運動時に腱や筋肉に負荷がかかりすぎて故障しやすくなるケースが多く見られます。

 【土踏まずの左右差
 
約1時間の心身覚醒レッスン後の変化・左ビフォー・右アフターです。

 
     

土踏まずのカーブ(黒丸点線部)をご覧ください。
ビフォーは、土踏まずの形状に左右差が見られます。
これは、股関節・足首の可動域に左右差がある為、右の土踏まずが落ちている状態です。
左股関節のストローク(※)が浅く、右足大腿部で体重を支える為、右足は床を蹴ることができていません。
大腿部を緩めて、股関節の可動域を広げ、左右差が狭まるように調整を行うと、土踏まずの形状にも左右差がなくなります。
各関節の可動域が十分にあること(その人の器にあった関節可動域)そして、ストロークがあることが重要です。
※ストローク(股関節がクッションの役割を担っており、骨盤側の臼と大腿骨頭のはまり位置がバランス良くなっており、股関節周りのインナーマッスル、特に外旋六筋に十分な弾力があると、股関節のクッション性が向上し、ストロークが深くなります。


股関節のクッション性・床反力に関して、こちらの動画も参考にしてください。

【外側(サイドライン)のくびれ】
     

 
サイドラインのカーブ・くびれの状態で、ヒラメ筋〜ハムストリングを使って、床を蹴っているかどうかの判断ができます。
 
例ー1は、このサイドラインに左右差が見られます。特に、左足大腿部前面の張りが強く、弾力性が低下しているため、左足を軸にして、右足をねじって歩いていることがわかります。ヒラメ筋、ハムストリングがしっかりと使えるような靴を履くことで、この左右差は取れやすくなります。ブーツやサンダルを履くと悪化しやすい状態です。
 
例−2は、ハイアーチでくびれが強くなっているケースです。
床を蹴る力があるのですが、足裏とふくらはぎが過剰に使われ、ハムストリングが使えない状態です。
ハイアーチでサイドラインのくびれが強い時は、特に股関節のストロークが浅く、足裏の筋力に負荷がかかっていることを示します。

 
例ー1のようなくびれが理想的で、例−2の様にくびれている時は、ふくらはぎ、大腿部の緊張の度合いを確認する必要があります。
疲労が蓄積しやすかったり、だるさがなかなか抜けないなどの症状が出ます。
これは、幼児期にも運動量が多いと起こりやすい傾向です。

【足裏の圧力のバラつき】
圧のかかり方に規則性が見られず、圧力が不安定にかかっている状態の場合、地に足がつかないような不安感が常にあり、急に怒りだす可能性を持っています。
 

     

 
足裏のマメやタコが多かったりする場合にも、足裏の圧力が一定にかからずまばらなのですが、足裏が正常な接地をしない為、不安定な情報が脳へと指令を出します。
その為、身体は常に戦闘態勢になりやすく、自律神経が交感神経優位になりがち。それが起因して、怒りやすかったりする傾向もあるので、注意が必要です。

呼吸機能の低下なども起こりやすい為、注意して取り組みましょう。